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「時間がない」は言い訳じゃない|気づくと1日が終わる人がやめてよかった習慣5つ

気づいたらもう夜になっている。

やろうと思っていたことは、今日もほとんど手をつけられないまま終わってしまう。

仕事や用事を終えて家に帰ると、それだけで一日分のエネルギーを使い切ったような感覚になって、「今日はもういいか」と思いながらスマホを見ているうちに時間が過ぎていく。

そんなときにSNSを開くと、「時間がないは言い訳」「時間は作るもの」という言葉が目に入ることがあります。

確かにそうなのかもしれないと思いながらも、できていないのは結局、自分の意志が弱いだけなんじゃないかと考えてしまう。そんな気持ちになることはないでしょうか。

この記事では、気づくと一日が終わってしまう状態から少し抜け出すために、社会人生活を30年以上続ける中で、私自身が見直してよかった小さな習慣を5つ紹介します。

どれも特別なことではなく、忙しい毎日の中でも無理なく続けられるものばかりです。

目次

時間を作ろうとするほど余裕がなくなる理由

以前の私は、「時間がないなら、もっと効率よく動けばいい」と考えていました。

空いている時間を見つけて予定を入れる。移動時間も無駄にしないようにする。

少しでも前に進もうとして、できることを増やしていったつもりでした。

でも実際には、やることが増えるほど気持ちの余裕はなくなり、気づけば「やらなければいけないこと」に追われている感覚のほうが強くなっていきました。

一日が終わったあとに疲れて何もできなくなるのは、時間が足りないからというより、頭の中でずっと次のことを考え続けていたからだったのだと思います。

仕事のこと、連絡のこと、次にやること。

「これを先にやるべきか」「あとに回して大丈夫か」といった小さな判断を一日中繰り返していると、頭は思っている以上に疲れています。

その状態で「よし、ここから自分のために何か始めよう」と思っても、なかなか動けません。

頑張ろうとしているのに動けないのは、やる気が足りないからではなく、すでに使えるエネルギーが残っていないだけでした。

時間を増やそうとするよりも、先に「使っているエネルギーを減らす」ほうが、結果的に時間の余裕は生まれます。

そしてあとから知ったのですが、これは感覚的な話ではなく、脳の働きとしても自然なことでした。

頑張るほど動けなくなる!?脳が「忙しいモード」になる仕組み

やらなければいけないことは分かっているのに、なぜか動けない。

時間ができたはずなのに、結局何も進まないまま一日が終わってしまう。

そんなとき、「自分は要領が悪いのかもしれない」「もっと頑張らないといけないのかもしれない」と感じてしまうことがありますが、実は、この状態は意志の問題ではなく、脳の働きとして自然に起きていることだと言われています。

人は「時間が足りない」「余裕がない」と感じる状態が続くと、脳が欠乏状態(スカシティ)と呼ばれるモードに入ります。

この状態では、脳は限られたエネルギーを守るために、目の前の緊急なことだけに集中しようとします。

たとえば、

  • 今日中に終わらせなければいけない仕事
  • すぐに返さないといけない連絡
  • 今やらないと困る家のこと

こうした「今すぐのこと」で頭がいっぱいになり、それ以外のことを考える余裕がなくなっていきます。

このとき起きているのが、「トンネリング」と呼ばれる状態です。

視野がトンネルのように狭くなり、将来のためにやりたいことや、本当は大切だと思っていることが、一時的に頭の中から見えなくなってしまいます。

副業を始めたい、勉強したい、生活を少し変えたい。

そう思っていても、目の前のことで精一杯になってしまうのは、この状態では自然なことです。

さらに、欠乏状態が続くと、判断力そのものが一時的に低下することも研究で分かっています。

極端に言えば、睡眠不足のときのように、普段ならできる判断が難しくなってしまう。

つまり、忙しいときに動けなくなるのは、「やる気がないから」ではなく、そもそも新しいことを始められる状態ではなくなっているということです。

だから必要だったのは、時間を増やすことではなく、脳が余裕を取り戻せる状態に戻すことでした。

このことを知ってから、時間をどうやって増やすかを考えるのではなく「何を減らせるか」を先に考えるようにしたんです。

新しいことを増やすよりも、まずは余裕を取り戻すこと。

そのほうが結果的に、やりたかったことに手をつけられるようになりました。

気づくと時間がなくなる人が見直してよかった小さな習慣5つ

ここからは、私自身が実際に見直してよかったことを紹介します。

どれも時間を増やすための方法ではありません。

むしろその逆で、「これ以上エネルギーを使いすぎないためにやめたこと」に近いものです。

「これならできそう」と思うものをひとつだけ取り入れるだけでも、毎日の余裕は少しずつ変わっていきます。

① 「全部やろう」としない

以前は、やるべきことも、やりたいことも、できるだけ全部こなそうとしていました。

でも一日に使えるエネルギーには限りがあります。

全部やろうとすると、どれも中途半端になり、「今日も何もできなかった」という感覚だけが残ってしまうことが度々ありました。

今は、最初から「今日はこれだけできれば十分」と決めています。

やらなかったことを数えるのではなく、終わったことだけを見るようにしたら、気持ちの消耗が減りました。

結果として、次の日も動きやすくなります。

② 空いている時間を埋めない

時間が少し空くと、何か有効に使わなければいけない気がしていました。

移動時間は情報収集、空いた時間は作業。そうやって予定を詰めていた時期もあります。

でも、余白がない状態は、知らないうちに脳を疲れさせます。

なので今は、あえて何もしない時間を残すようにしています。

たとえば、スマホを見ない時間を作るだけでも、頭の疲れ方が変わりました。

ずっと情報を見続けていると、休んでいるつもりでも、頭の中では次々に新しいことを処理し続けています。

気づかないうちに、考えるスイッチがずっと入りっぱなしになっていたのだと思います。

何もしない時間を少し挟むだけで、頭の中が静かになり、「次に何をしようか」と自然に考えられる余裕が戻ってきました。

何もしない時間は無駄ではなく、次に動くための回復時間だったのだと感じています。

③ 「すぐ終わること」から始める

時間がないと感じているときほど、大きなことから片付けようとしてしまいます。

でも実際には、それが一番「始めるまでのハードル」を高くしていました。

今は、まず5分以内で終わることから手をつけるようにしています。

小さなことでも「ひとつ終わった」という感覚があるだけで、気持ちがスッキリしてそのあと動きやすくなるからです。

たとえば、こんなことです。

  • メールやLINEを1件だけ返す
  • 机の上の物を3つだけ元の場所に戻す
  • 洗い物を1つだけ片付ける
  • 明日の予定を確認するだけにする
  • ゴミをまとめて玄関に置いておく

どれも大したことではありませんが、「進んだ」「片付いた」という感覚があるだけで、気持ちの重さが少し軽くなります。

やる気が出てから動くのではなく、小さく動くことで気持ちが後からついてくる。今はそう考えています。

④ 自分でやらなくていいことを減らす

以前は、できることはできるだけ自分でやったほうがいいと思っていました。

でも実際には、全部を自分で抱え込むほど、時間だけでなく考えることも増えていき、「いつやるか」「どうやるか」を考える回数が増えるほど、気づかないうちに疲れてしまっていました。

今は、自分がやらなくても生活が回ることは、無理に抱えないようにしています。

たとえば、こんなことです。

  • 疲れている日は無理に料理をせず、総菜や冷凍食品を使う
  • 日用品は都度買いに行かず、ネットの定期購入やまとめ買いにする
  • 洗濯は毎日やらず、回数を決めてまとめる
  • 掃除は完璧にやらず、気になったところだけにする
  • 調べれば分かることは、さっさと検索して悩む時間を減らす

どれも小さなことですが、「自分がやらなければいけない」と思っていたことを少し手放すだけで、頭の中の余白が増えました。

自分でやらない=手抜きではなく、毎日心に余裕を持って暮らすための一つの選択だと、私自身は考えています。

全部を頑張らなくなってから、時間に追われる感覚は少しずつ減っていきました。

⑤ 「今日はここまで」で終わらせる

やろうと思えば、やることはいくらでも出てきます。

でも終わりを決めていないと、頭の中ではずっと「まだやることが残っている」状態が続きます。

今は、「今日はここまで」と区切って終わるようにしています。

全部終わっていなくても大丈夫だと決めるだけで、次の日の疲れ方が変わりました。

時間を増やすことよりも、消耗しすぎないことのほうが、毎日を続けるうえでは大切でした。

まとめ|時間がないと感じる毎日から抜け出すために

時間がないと感じる毎日は、特別な人だけに起きていることではありません。

やることが多く、考えることが増えれば、誰でも余裕はなくなっていきます。

だからこそ、「もっと頑張ればできるはず」と自分を追い込む必要はありませんでした。

時間を増やそうとするよりも、使っているエネルギーを少し減らすほうが、結果的に毎日は楽になります。

  • 全部をやろうとしないこと。
  • 空いている時間を埋めすぎないこと。
  • 自分でやらなくていいことは手放すこと。

どれも小さなことですが、少しずつ重なっていくと、「気づいたら一日が終わっている」という感覚は、ゆっくり変わっていきます。

時間に余裕ができたから生活が変わるのではなく、無理をしない形に変えたことで、あとから時間が戻ってくる。

社会人生活を長く続ける中で、そう感じるようになりました。

一日を完璧に使おうとしなくて大丈夫です。

自分が疲れない形を見つけることが、結果的にいちばん長く続く方法なのだと思います。

この記事を読んでくださった方が、自分らしく有意義な時間を過ごせますように。

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